小倉の手づくり市場と、八幡のいのちのたび博物館
朝の電車に揺られて小倉へ。西日本総合展示場では「手づくり市場」がひらかれていて、アクセサリーに焼き菓子、布もの、木のもの——作り手の手のぬくもりがそのまま並ぶ。好きなものを自分の手でこしらえて、それで生計を立てる。そんな暮らしに、ちょっとだけ憧れる。結局は食べ物しか買わなかったのはご愛敬。リーガロイヤルの高層が見下ろす、小倉の街はきょうもにぎやかだ。
お昼はインドカレー。コクのあるレバーカレーにさっぱりライタ、締めはラッシーと梅酒でほろり。おなかが落ち着いたところで、電車を乗り継いで八幡東区の「いのちのたび博物館」へ向かう。恐竜のイメージしかなかったけれど、入ってみれば旧石器時代からの展示に企画展「べらぼう」まであって、見どころが尽きない。
大空間「アースモール」に、天井までとどく恐竜の骨格標本がずらり。隣のエンバイラマ館では、月あかりの中生代に恐竜が動き出す。マンボウの標本は想像よりずっと大きく、逆にキリンは思ったよりちいさくて(´・ω・`)。17時の閉館はあまりに早く、時間がまるで足りない。帰りの博多駅はもうすっかりクリスマスで、きらめくツリーを眺めながら、晩秋の一日を静かに閉じた。
いのちのたび博物館
北九州市立いのちのたび博物館(自然史・歴史博物館)は、八幡東区の東田にある西日本最大級の自然史博物館。かつての八幡製鐵所にゆかりの深い東田の文化ゾーンに建ち、正式名称どおり「地球と生命(いのち)の歴史の旅」をたどる構成になっている。見どころは、復元された恐竜の骨格が立ち並ぶ大空間「アースモール」と、音と光で中生代の森を再現する「エンバイラマ館」。恐竜だけでなく、マンボウやキリンといった現生生物の標本、そして旧石器時代からの北九州の人の歴史まで、いのちの長い旅がまるごと詰まっている。