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久山・篠栗 あかいろ日帰り
HISAYAMA · SASAGURI · 2025 ひがんばな

久山・篠栗 あかいろ日帰り

明太子と彼岸花、まっかな秋をめぐる。

2025.9.28

Days1日間
Dist約16km
Area福岡・久山・篠栗
Top最高 119m

暇だから、とふらりと車を出した日曜日。行き先は福岡市のおとなり、久山町。とろりと半熟の親子丼であたたかい朝ごはんをすませ、だしの名店・久原本家をのぞけば、川べりには彼岸花がまっかに咲きそろっていた。まんげ綺麗ね——蒸し暑さの残る空気に、秋がそっとにじんでいる。

そこから篠栗へ足をのばして、博多名物・明太子の「やまや」の工場見学へ。原卵のはなし、AIによる選別、168時間の漬け込み——知らなかった一粒の裏側に感心しつつ、ささぐりーん歩道橋ののんきな名前に笑い、おへんろの町をひとめぐり。帰りは博多バスターミナルで鉄板焼肉をジュウジュウ平らげた、明太子と彼岸花のまっかな日帰りの記録。

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DAY 1 · 09.28

久山から篠栗へ やまや工場見学と彼岸花

暇だから、と車を走らせて久山町へ。コストコの巨大倉庫を横目に、まずは朝ご丼。とろりと半熟の親子丼をかきこめば、それだけでもう出かけてよかったと思える。久山といえば、だしで知られる久原本家。久原は地名でもあるらしく——久原と○山、あるいは山○が合併して久山になったのかな、なんて想像しながら、串にささっただし巻き卵をひとくち、ふわっふわ。店をぐるりと歩くと、川べりの生け垣のきわに彼岸花がまっかに、ところどころ白くも咲きそろって、まだ蒸し暑い空気に秋の気配をそっと差し込んでいた。

午後は篠栗へ。博多名物・明太子の「やまや」の工場見学にいざ出陣。原卵はベーリング海で獲れた冷凍のたらこ、塩漬けして品質はAIで選別、タレには唐辛子だけでなく九州の柚子や北海道の昆布、地元の酒まで入れて継ぎ足し継ぎ足し、漬け込みはなんと168時間——一粒の明太子の裏側に、へえ、の連続だった(肝心の工場はお休みで、ガラスの向こうは静まり返っていたけれど)。併設のレストランは明太子食べ放題。お腹も空いてないしパスして、ささぐりーん歩道橋ののんきな響きに笑い、八十八ヶ所霊場で知られるおへんろの町をひとめぐり。カツ丼屋はあいにくお休みで、締めは博多バスターミナルの鉄板焼肉をジュウジュウ平らげて、夕方には帰宅。まっかな秋を、たっぷり持ち帰った。

移動 約16.4km / 獲得標高 35m

明太子ができるまで

やまやの工場見学で知った、一粒の裏側。原卵はベーリング海などで獲れたスケトウダラの卵で、鮮度を保つため生ではなく冷凍で運ばれる。塩漬けしてたらこにし、品質はAIが選別。漬け込みのタレは唐辛子だけでなく、九州の柚子・北海道の昆布・地元の酒などを合わせ、使い切らずに継ぎ足して育てていく。漬け込みはおよそ168時間(7日間)。仕上げにX線と金属探知で異物をチェックして、ようやく食卓に届く一粒になる。