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鬼瓦と、はしご酒。
OGORI × FUKUOKA · 2025 ふゆの日帰り

鬼瓦と、はしご酒。

小郡の歴史資料館から、博多の夜へ。

2025.2.16

Days1日間
Dist約26km
Area福岡・小郡
Top最高 91m

この冬最後の三連休のひとつ、ふらりと向かったのは小郡市の九州歴史資料館。箱はやたらと大きいのに、展示はどこかおまけっぽい——けれど、そのぶん人も少なく、土器や石人(せきじん)、いかめしい鬼瓦をまったり眺めるにはちょうどいい。来訪していた珈琲屋さんでカヌレをかじり、鬼瓦のマグネットを手に、ほくほくと資料館をあとにした。

久留米で臭っせぇとんこつでも……と思ったけれど、事故でダイヤが乱れそうな気配。ならばと福岡市街へ引き返して、肉厚の酢もつ、パンチの効いた一口餃子、ドロドロの山芋鉄板。昼は古代、夜ははしご酒。ゆるくて濃い、冬の日帰りの記録。

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DAY 1 · 02.16

九州歴史資料館見学と福岡はしご酒

三国が丘駅で降りて、昼飯も食べずに九州歴史資料館へ。それもそのはず、まわりには店がなさ過ぎて(ヽ´ω`)。立派な箱に入ってみると、展示そのものは控えめだけれど、落ち着いた雰囲気で、まったりするにはちょうどいい。解説にはAIを活用していたりと、見せ方には工夫がある。古代九州の土器がならび、玄関先ではいかめしい大宰府式の鬼瓦が、庭先では石人たちが、静かにこちらを見つめていた。

館内には珈琲屋さんが来ていて、ここでひと休み。カヌレは外側のカリカリ度が高くて美味しい——ブームは一瞬で終わったけれど、これはやっぱり好き。おみやげに鬼瓦のマグネットを買って、ほくほくと館をあとにした。

帰りは久留米でとんこつラーメンを……と思ったものの、事故でダイヤが乱れそうな雰囲気。とっとと福岡市街へ引き返して、ここからが本番のはしご酒。こんなに肉厚で食べごたえのある酢もつははじめて。小さいのにパンチの効いた一口餃子は、無限に食べたいくらい美味い。締めは本物の山芋鉄板——思ってたんと違って全然固まっておらず、出汁のきいたドロドロの中に山芋の欠片が歯ごたえで残る。こら、美味いわ。

移動 約25.8km / 獲得標高 121m

石人と鬼瓦、ふたつの古代

九州歴史資料館は、福岡県の埋蔵文化財や古文書を収蔵・展示する県立の施設。目をひくのは、古墳時代の北部九州に特有の「石人(せきじん)」——阿蘇の凝灰岩を彫った人や馬の像で、「磐井(いわい)の乱」ゆかりの岩戸山古墳などに立てられた、権力の象徴だ。もうひとつは鬼瓦。玄関先には、大宰府政庁をいろどった意匠をかたどる大きな「大宰府式鬼瓦」のモニュメントが、いかめしく客を迎える。おみやげに選んだ鬼瓦マグネットも、その渋い顔つきだ。ちなみに、ほど近い久留米市城島町は、良質な粘土といぶし瓦で知られる瓦の里でもある。