九州歴史資料館見学と福岡はしご酒
三国が丘駅で降りて、昼飯も食べずに九州歴史資料館へ。それもそのはず、まわりには店がなさ過ぎて(ヽ´ω`)。立派な箱に入ってみると、展示そのものは控えめだけれど、落ち着いた雰囲気で、まったりするにはちょうどいい。解説にはAIを活用していたりと、見せ方には工夫がある。古代九州の土器がならび、玄関先ではいかめしい大宰府式の鬼瓦が、庭先では石人たちが、静かにこちらを見つめていた。
館内には珈琲屋さんが来ていて、ここでひと休み。カヌレは外側のカリカリ度が高くて美味しい——ブームは一瞬で終わったけれど、これはやっぱり好き。おみやげに鬼瓦のマグネットを買って、ほくほくと館をあとにした。
帰りは久留米でとんこつラーメンを……と思ったものの、事故でダイヤが乱れそうな雰囲気。とっとと福岡市街へ引き返して、ここからが本番のはしご酒。こんなに肉厚で食べごたえのある酢もつははじめて。小さいのにパンチの効いた一口餃子は、無限に食べたいくらい美味い。締めは本物の山芋鉄板——思ってたんと違って全然固まっておらず、出汁のきいたドロドロの中に山芋の欠片が歯ごたえで残る。こら、美味いわ。
石人と鬼瓦、ふたつの古代
九州歴史資料館は、福岡県の埋蔵文化財や古文書を収蔵・展示する県立の施設。目をひくのは、古墳時代の北部九州に特有の「石人(せきじん)」——阿蘇の凝灰岩を彫った人や馬の像で、「磐井(いわい)の乱」ゆかりの岩戸山古墳などに立てられた、権力の象徴だ。もうひとつは鬼瓦。玄関先には、大宰府政庁をいろどった意匠をかたどる大きな「大宰府式鬼瓦」のモニュメントが、いかめしく客を迎える。おみやげに選んだ鬼瓦マグネットも、その渋い顔つきだ。ちなみに、ほど近い久留米市城島町は、良質な粘土といぶし瓦で知られる瓦の里でもある。