福岡から上京、川崎でニュータンタンメン
旅のはじまりは、仕事の用事で川崎へ。横浜にいると思わせておいて、着いたのは川崎だった——という小芝居はさておき、用事を済ませたら、あとはお楽しみ。昔なじみのバーグでスタミナカレーをかきこむ。マーボー🍆を乗っけて🔥🔥🔥、記憶の中の味とだいたい同じで、にんまり。
そして、せっかく川崎まで来たのだから、これは外せない。川崎のソウルフード、ニュータンタンメン。溶き卵とにんにく、唐辛子のシンプルな一杯をずずっとすすれば、関東にいる実感がじわじわ湧いてくる。明日からはいよいよ、晩秋の東京を歩きまわる番だ。
新宿御苑・神宮外苑の紅葉と六本木ヒルズ展望台
まずは渋谷に顔を出す。再開発の工事はまだまだ途中、スクランブル交差点では無料記念撮影おじさんにインバウンドの行列、きらびやかな広告がぎらぎら。ハチ公にあいさつだけして、きょうの本命は新宿へ向かう。まちなかもずいぶん色づいてきた。
新宿御苑に入ると、冬の関東らしい抜けるような青空の下、大きな木々が思い思いに紅葉・黄葉していた。燃えるような大もみじに、思わず「おぉ~この木はすごいな🍁」。足もとでは冬ざくらがちらほら咲いて、紅葉と桜のふしぎな同居。広い芝生の向こうにドコモタワーがそびえる。千駄ヶ谷門を抜けて新国立競技場を横目に、神宮外苑のいちょう並木へ。ちょうど見頃のまっ黄色のトンネル——信号無視や車道侵入でちょっとした無法地帯になっているのはご愛嬌。
坂の街をのぼって乃木神社にペコリ。昼は天南蛮そばをたぐり、表参道のけやき並木から原宿へ。記憶と全然ちがうこじんまりした原宿駅に戸惑いつつ、恵比寿へ移動。動く歩道を渡ってYEBISU BREWERY TOKYOで一杯、ここ限定のYEBISU ∞はほどよい苦味で(゚д゚)ウマー。日が暮れてからは六本木ヒルズの展望台へ。眼下に東京タワー、沈む夕日、そして遠くに富士山がくっきり。東京ミッドタウンのきらめくイルミネーションを眺めて、締めは日高屋で豪遊。まめおも降臨した、濃い一日。
東京の木といえば、いちょう
東京都のシンボルマークも、都の木も「いちょう」。晩秋の都心を黄金に染める主役だ。神宮外苑のいちょう並木は、青山通りから聖徳記念絵画館へまっすぐのびる約300mの並木道。樹高を手前から奥へ少しずつ低く刈りこむことで遠近感を強調した、計算された景観で、11月下旬から12月上旬が見頃になる。いっぽう新宿御苑はもともと皇室の庭園で、フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園・日本庭園が同居する広大な緑地。巨木のプラタナス並木や大もみじに加え、晩秋から咲く冬ざくら(ジュウガツザクラ)が、紅葉といっしょに楽しめるのも御苑ならでは。
渋谷スカイの展望と新幹線で帰福
最終日。きのう予約しておいた渋谷スカイの時間まで、まだ工事の剥き出しな渋谷をぶらつく。油そばで朝ごはん——値段はいっちょまえのくせに量は少なめ(´・ω・`)。再開発されたビル群はオシャンすぎて、ちょっと居場所がない。
そして渋谷スカイへ。屋上の屋外展望台は、邪魔な展示もレストランもなく、360°ぜんぶ見える。眼下には代々木公園の緑と新宿の高層ビル、ガラスのへりに近づくとちょっと怖い。「たうきおの展望台ではダントツ一番やね」。下界に降りて宮下公園——区立公園のはずが、ほぼ商業施設で異世界のよう。
お昼は博多天神で豚骨ラーメン。福岡の感覚でつい硬さまで注文してしまったけれど、クリーミーなスープに替え玉無料で大満足。東京駅から東海道・山陽新幹線に飛び乗って、車窓にもういちど富士山。博多に帰り着いて、しめは因幡うどんのごぼ天。福岡が恋しか~、と言いながらの三日間、おつかれちゃん🍻
渋谷スカイと、ガラス越しの絶景
渋谷スクランブルスクエア(2019年開業)の屋上、地上約230mに広がる展望施設「SHIBUYA SKY」。遮るもののない屋外ルーフトップからは、東京の街を360°見渡せる。真下には工事のつづく渋谷の駅まわり、西には代々木公園の杜と新宿副都心の高層ビル群、晴れた冬の日には富士山や筑波山まで望めることも。室内展望台とちがって展示スペースやレストランがないぶん視界がすっきり抜け、この日の旅人も「東京の展望台ではダントツ一番」と太鼓判。足もとがガラスのへりに近づくと、思わず足がすくむ高さだ。