能古島を徒歩で一周 展望台と西海岸桟橋
朝、姪浜の渡船場であさごパンをほおばって船を待つ。「船が出たぞぉぉぉ!!」——十分ほどの短い航海で、あっというまに能古島に上陸。本土のすぐ隣なのに、船を降りただけで少し遠くへ旅した気分になる。
今日は歩いて一周すると決めた。まだコスモスが咲いていて、本土とは季節が少しズレているみたい。人のいない海ぞいの道は景色が良すぎて独り占め。坂をのぼって高台の展望台に立てば、きらめく博多湾の向こうに、福岡タワーの立つ本土の街並みが霞んでいた。
昼ごはんは焼き芋とアイス、そして昼間からのビールを一杯。はぁ( ´Д`)=3。そして今日いちばんの目当て——干潮のときだけ渡れる西海岸のコンクリート桟橋へ。インクライン跡だというアーチの橋げたが、潮の引いた砂浜にずらりと影を落としていた。くぐり抜けると、その先にはただ青い海。能古うどんとつくね芋を土産に買い込んで、夕方の船で本土へ。ほんとうに暑いくらいの、穏やかな冬の一日だった。
能古島ってどんな島?
博多湾に浮かぶ、周囲およそ12kmの小さな島。福岡市西区・姪浜の渡船場からフェリーでわずか10分ほどで渡れる、市民にとって気軽な行楽地だ。島の北部にはコスモスや菜の花で知られる「のこのしまアイランドパーク」が広がり、キャンプ場やバンガローもある。本土のすぐ目と鼻の先にありながら、船を降りればのんびりとした島時間が流れる。